2016年12月31日土曜日

不正資格の精神保健指定たちの名前

▲:資格停止だけではなく、本来資格を持っていなかった(不正に取得した)にもかかわらず、診療報酬を水増しで貰っていたのだから、これらの医師たちが働いていて不正な医療費を受け取っていた全ての医療機関や病院から、その分の診療報酬を返還させるように厚労省は命じるべきだろう。


精神保健指定医
90人以上、医業停止へ 資格不正で処分
毎日新聞2016年12月31日 06時30分(最終更新 12月31日 10時09分)
厚労省、期間は1~2カ月の見通し
 厚生労働省は、精神保健指定医の資格の不正取得について、2016年に資格取り消しとなった医師89人に行政処分を科すことを決めた。大半は診療行為を禁じる「医業停止」となる可能性が高い。取り消し前に資格を返上した医師6人も対象となる見通しで、90人以上の精神科医が医療行為をできなくなれば、地域医療に影響が出る恐れもある。
 厚労省は対象者の弁明を聞く手続きを始めており、来年3月にも医師の処分を決める医道審議会に諮る。医業停止期間は1~2カ月になる見通しだ。
 資格の不正取得は15年に聖マリアンナ医科大病院(川崎市)で発覚。他の医師が診察してまとめた症例リポートを使い回して審査を受けていた医師と、それを見逃した指導医計23人が取り消された。その後、厚労省が全国調査を実施し、指定医49人、指導医40人の不正が発覚。16年10月に資格取り消し処分を決めた。
 聖マリアンナ医大のケースでは指定医が医業停止1カ月、指導医は同2カ月の行政処分を受けた。今回もこれに準じた処分になるとみられるが、これだけの規模の精神科医が一斉に医業停止になった例はない。特に、指定医は一定の経験のある中堅以上が多く、病院の精神科トップや開業医もいるため地域医療への影響が心配される。このため、厚労省は関係する自治体に対応を検討するよう求めるとみられる。
 精神保健指定医は、自傷他害の恐れがある精神障害者を措置入院させるかどうかなどを判断する権限を持ち、診療報酬上の優遇もある。厚労省の資格取り消し判断を巡っては、一部医師が判断取り消しを求める訴訟を起こしている。【熊谷豪】



精神保健指定医
資格不正取得、89人取り消し 19都道府県で勤務
毎日新聞2016年10月27日 西部朝刊
 精神障害者を強制的に入院させるかどうかを判断する精神保健指定医の不正取得に関わったとして、厚生労働省は26日、指定医49人とその指導医40人を資格取り消し処分にしたと発表した。同省の医道審議会は、処分が出る前に指定医の辞退届を出した6人と資格申請中の4人を合わせた99人を不正と認定。今後、医師法に基づき全員に医業停止などの行政処分も検討する。【熊谷豪】

 発表によると、取り消しになった89人は資格申請時、12都府県の26病院で勤務していた。京都府立医科大病院(8人)、兵庫医科大病院(7人)、愛知医科大病院(同)などが多く、地域別では兵庫県の医療機関が最多の28人に上った。いずれも資格取得に必要な症例リポートを、自身が診察していないのに同僚のリポートを使い回して国に提出。指導医も確認を怠った。

 相模原市の障害者施設殺傷事件で容疑者の措置入院判断をした医師1人を含む6人は、不正なリポートを提出したなどと認定されたが、資格を返上しているため今回の処分対象から外れた。
 厚労省によると、医師89人は現在、19都道府県で勤務。複数の自治体から、措置入院や精神科救急の態勢などで「影響が出る可能性がある」と懸念する声が出ているという。
 昨年、聖マリアンナ医科大学病院(川崎市)で、診察していない患者の症例リポートを使い回すなどし、指導医を含め指定医23人が資格取り消しになった。厚労省は2009年以降に資格申請した3374人についてリポートをデータベース化し、同様の不正がないか調べていた。

指定取り消しされる医師
 精神保健指定医の指定を取り消される医師は次の通り(当時の所属医療機関名、医療機関所在地、氏名。敬称略)

 ◆不正な申請をした医師
▽愛知医科大病院=宮沢利和、長谷川裕記、野口貴弘
▽明石土山病院(兵庫県)=伊藤毅、財田一也、宗和将志、田中健一、藤田学
▽けやきの森病院(神奈川県)=坂口貴子
▽宇治おうばく病院(京都府)=大田壮一郎
▽横浜市立大付属市民総合医療センター=近藤友子
▽岡山県精神科医療センター=池上陽子
▽京都府立医科大付属病院=酒井雄希、水原祐起、西沢晋
▽群馬県立精神医療センター=清野うらら、鈴木雄介
▽高知大医学部付属病院=山内祥豪、須賀楓介
▽林精神医学研究所付属林道倫精神科神経科病院(岡山県)=鎌田豪介
▽昭和大横浜市北部病院=山田英介、田村利之
▽兵庫県立光風病院、神戸大医学部付属病院=岡崎賢志
▽神戸大医学部付属病院=田中知子
▽聖マリアンナ医科大病院(神奈川県)=橋本知明
▽千葉大医学部付属病院=田所重紀
▽都立松沢病院=浅野未苗
▽都立多摩総合医療センター=金田渉、石井民子
▽東香里病院(大阪府)=赤沢美歩
▽国立病院機構琉球病院=海江田保彦
▽兵庫医科大病院=浅野真紀、吉崎晶絵、岩永伴久、北浦寛史、浜田優一朗
▽兵庫県立光風病院=井上由香、横山紘子、佐々木雅明、小泉千晶
▽北里大東病院(神奈川県)=大林拓樹、田沼竜太郎、竜田彩
▽湊川病院(兵庫県)=江口典臣、三家英彦、志村政幸、平岡やよい
▽藍野花園病院(大阪府)=守谷真樹子、実松麻由子

 ◆確認を怠った指導医
▽愛知医科大病院(愛知県)=松原桃代、木村仁、多羅尾陽子、鈴木滋
▽原病院(群馬県)=原淳子
▽明石土山病院(兵庫県)=太田正幸
▽けやきの森病院(神奈川県)=堤康彦
▽宇治おうばく病院(京都府)=岡崎信也
▽横浜市立大付属市民総合医療センター=近藤大三
▽岡山県精神科医療センター=河本泰信
▽京都府立医科大付属病院=中前貴、柴田敬祐、北林百合之介、成本迅、松本良平
▽群馬県立精神医療センター=須藤友博、大舘太郎
▽厚生会道ノ尾病院(長崎県)=畑田けい子、立木均
▽高知大医学部付属病院=藤田博一
▽済生会横浜市東部病院=吉邨善孝
▽林精神医学研究所付属林道倫精神科神経科病院(岡山県)=井上慶郎
▽昭和大横浜市北部病院=工藤行夫
▽神戸大医学部付属病院=山本泰司
▽聖マリアンナ医科大病院(神奈川県)=御園生篤志
▽千葉大医学部付属病院=佐々木剛、白石哲也▽都立松沢病院=野中俊宏
▽都立多摩総合医療センター=西村隆夫
▽東香里病院(大阪府)=井家上譲
▽国立病院機構琉球病院=原田聡志
▽兵庫医科大病院=大原一幸、奥田嘉男
▽兵庫県立光風病院=葛山秀則、関口典子
▽北里大東病院(神奈川県)=大石智、高橋恵
▽湊川病院(兵庫県)=田淵実治郎、山口道彦
▽藍野花園病院(大阪府)=川島文雄


▲:症例を使いまわして内科学会の認定医資格を取るのを斡旋する文章を出していたのが、北海道大学医学部の加藤という医局長だったけれども、この男は今では内視鏡部門の教授になっているというのだから、恐れ入る。
 不正を勧誘しても処罰されない、というのだから、日本の内科学会は終わっている。もっとも、内科認定医を持っているからといって、診療報酬に影響が出るわけではない。ところが、この精神保健指定医は診療報酬に直接響いてくるのだから、不正取得による診療報酬獲得は、明確な「詐欺」であり、もっと厳しい処分があってもいいと思う。
 とりあえず、お粗末な「指導医」たちは、指導医としての資格は剥奪すべきだろう。