2018年3月27日火曜日

エコノミークラスでのふくらはぎ ツルネン・マルテイ

 先月イスラエルに行ったけれども、ターキッシュエアラインズの夜行便でイスタンブールまで、それから乗り換えてイスラエルのベングリオン空港までというフライトだった。
 イスタンブールまで10時間以上はかかったと思うけれども、その間、ずっと座っていて、降りるころにトイレに立って、両足のふくらはぎがパンパンに硬くなっていることに気づいた。柔らかさ、というものが全くない、まるで硬い「死んだウレタンマット」のような下肢になっていた。

(PS 成田からイスタンブールまでは12時間45分、つまりは13時間と考えていい。こんなに長時間狭いエコノミークラスの席に座って身体を動かせないようだったら、確かにふくらはぎがパンパンになっても不思議ではない。)

 帰りの便では、イスタンブールから成田まで、3列シートを2人で使うことができたので、真ん中の席に時々脚を上げた、というか片膝を隣のシートの半分に預けることができた。それだけでもずいぶんと楽になり、ふくらはぎが張るようなことはなかった。
 ツルネン・マルテイ(日本に帰化したフィンランド人で元民主党国会議員)だったと思うけれども、彼が何かの週刊誌のグラビア写真で紹介されていたことがあったのを覚えている。彼が軍隊にいたときに習ったこと。それは長距離行軍訓練を続けていて休憩になると、すぐに地面に腰を下ろし、両足を壁とか木に掛けて上げるようにすることである。そうやって休むと、両脚のうっ血が取り除かれて楽になるのだということだった。
 もちろん、横になって眠ることのできるビジネスクラスでは脚が張るようなことはないだろうけれども、エコノミークラスではパンパンに張る。
 昔は、若い頃は、こんなことは殆ど無かった。脚の静脈のポンプ機能(脚は第二の心臓)がしっかりとしていたからだろう。しかし、60歳近くになって老化が進み、静脈のポンプ機能も弱くなり、10時間座っているとふくらはぎがパンパンになってしまうようになってしまった、ということ。残念ながら、齢には勝てないということなのだろう。

 イスラエルに行った他の6人は金持ちが多くて、4人がビジネスクラス(うち2人は会社の社長)、1人が当日ビジネスクラスに申し込んでも席がないと言われた68歳の大学教授(行きも帰りも申し込んだらしいが席が無かったらしい)、1人がエコノミークラスの若い女性。ということで、年寄でエコノミーを使った貧乏人は私だけだった。このイスラエル旅行の仲間の中には毎月ビジネスクラスで海外旅行をしているという人がいて、毎年1000万円近くを旅行に使っているという、信じられないような金持ちもいた。既に100ヵ国ほど回っているという、もちろん、何度も行っている国も多いとのことだった。


(PS 1月エジプトに行ったときにも、ターキッシュエアラインズを利用してのイスタンブール経由カイロ着のフライトを利用した。この時は、成田からイスタンブールまでのビジネスクラスがかなり空いていたようで、エコノミーからアップグレードするには15万円ということだった。エジプトからの帰りにも、イスタンブールから成田までのビジネスクラスに空席があって、同じ値段で何度も案内放送をしていた。2月のイスラエル旅行のときには、行きも帰りも、ビジネスクラスに空席は無かったらしい。この教授とは、イスタンブールからテルアビブまで隣同士に座ることになり、彼からいろいろ興味深い話を聞かせてもらうことができた。)

 エコノミークラスで旅を続けるためには、ツルネンに倣って「脚を上げる」チャンスをうかがうしかない。それができなくて、ふくらはぎが今以上に硬くなるようなら、長距離の海外旅行は諦めるしかないだろう。