2018年5月8日火曜日

札幌医科大学小児科教授・堤裕幸 小児科医の喫煙





https://www.j-cast.com/2018/05/06327576.html?p=all
「喫煙者は採用しません」とIT企業社長が宣言 これは差別?厚労省の見解は...
2018/5/ 6 08:00 JCAST
   タバコを吸う人について、IT企業の社長がツイッターなどで「一切採用しない」と宣言し、ネット上で賛否両論が起きている。
   社長は、健康や生産性などの問題を指摘している。喫煙者を採用しないことについて、J-CASTニュースは厚労省に見解を聞いた。
健康や生産性、周囲への影響をブログなどで指摘
   この企業は、プログラミング教育事業などを手がける「div」(東京都渋谷区)で、真子就有(ゆきなり)社長が2018年4月28日、「今後、喫煙者は一切採用しないことを決めました」とツイッター上で明らかにした。
   真子社長は、「法の範囲で個人の生き方は自由です」としながらも、健康や生産性、周囲への影響という点で会社に良いことが何もないと断言した。そして、会社内の喫煙場所は撤去し、喫煙中の従業員については禁煙外来費用を会社が負担するとしている。
   さらに、自らのブログで翌29日、喫煙者を採用しない理由などについて、詳しく説明した。
   そこでは、タバコを吸うと、肺がんリスクが5倍にも増え、万が一のことになれば周りが悲しむと指摘した。また、イライラして仕事への集中力が下がり、タバコ休憩を挟めば、非喫煙者から不公平だと不満が出るという。周囲には、受動喫煙の影響のほか、服や口が臭かったり、歯が黄ばんだりして、不快感を与えるだけだともした。
   真子社長は、優秀な人を落としたり、喫煙の従業員から不満が出たりするデメリットはあるものの、喫煙者を採用しないメリットの方が上回っているとしている。
   喫煙者を採用しない企業は、最近になって徐々に出てきている。
「法的な問題はないが、合理的な理由が必要」
   星野リゾートは2010年、採用ページで喫煙しないと誓約しない限り応募できなくして、大きな反響を呼んだ。製薬会社のファイザーやスポーツクラブ運営のセントラルスポーツなども、採用時に喫煙の有無を確認している。
   とはいえ、喫煙者を中心に、こうした採用については、反発の声も強い。
   今回の真子就有社長のツイートも、次々に疑問や批判の声が寄せられた。
「勤務中(拘束時間内)の喫煙を禁止すれば良いのでは?」「私生活での嗜好を根拠に雇いませんというのは差別に当たる」「ある意味、喫煙ヘイト」...
   もっとも、非喫煙者を中心に、真子社長の訴えに共感の声も多く、「賛同します!」「治療を支援されるのも素晴らしい」「こういう動きが広がれば」などと書き込まれている。
   真子社長は、続くツイートで、想像以上の反響があったとしながらも、賛否があってリスクのある施策だからこそ会社が前進できると強調していた。
   喫煙者を採用しないことについて、法的な問題はどうなっているのだろうか。厚労省の就労支援室は5月1日、J-CASTニュースの取材に対し、こう話した。
   「職業安定法など法律上の問題はありません。ただ、憲法22条で職業選択の自由を保障していますので、一律に喫煙者だから応募不可とはできません。客にタバコの煙が嫌われる、分煙設備の設置費用がかかる、企業が責務として健康増進に取り組む、といった合理的な理由があれば、差別などには当たらないと考えています」


2018.3.30 21:02 産経新聞

喫煙後は45分間エレベーター利用禁止に 受動対策で 奈良・生駒市
 奈良県生駒市は4月1日から、職員に対して喫煙後45分間のエレベーター使用を禁止するユニークな受動喫煙対策に乗り出す。市庁舎のエレベーター内に「喫煙後すぐのエレベーター利用はご遠慮ください」と張り紙を掲示し、来庁者にも協力を求める。
 市は受動喫煙による健康被害を防ごうと、約5年前に庁舎内の全面禁煙に踏み切った。庁舎地下1階にあり、庁舎外と認識されていた職員用の喫煙スペースについても、昨年10月からは喫煙可能時間を段階的に制限。今後は昼休みに限って利用することが許される。
 市によると、喫煙後も45分間は呼気に有害物質が含まれることが、産業医科大学の大和浩教授(健康開発科学)の研究で裏付けられているという。そこで、喫煙した職員を対象に一定時間、エレベーターの利用を制限する。罰則は設けず、職員の良識に委ねる方針。
 市の担当者は「庁舎内で誰もが気持ちよく過ごせるよう、職員だけでなく、市役所を訪れる市民の皆さんにも協力をお願いしたい」と話している。
(引用終わり)

▲:IT社長が「喫煙者は今後採用しない」という記事を読んだときに、真っ先に私が思い浮かんだのは小児科医の喫煙についてだった。

 日本の常識は世界の非常識。それは「医者の喫煙」について最も明瞭に現れている。
 欧米で、特にタバコの害にうるさいアメリカで、医者が喫煙するなどということは考えられない。まして、そのなかでも、小児科医が喫煙者、などということは最も馬鹿げた話になる。しかしその馬鹿げたことが全く疑問視されることなく続いているのがこの日本である。
 喫煙後は少なくとも45分間は、その喫煙者の吐く息に有害物質が含まれていることは証明されている。
 一般的に喫煙者は45分も待つことなく次のタバコを吸っていることだろう。だとしたら、
<喫煙者の小児科医はのべつまくなく、有害物質を吐き出していることになる>
 つまりは、診察中も、患者である子供たちにのべつまくなく、臭い息だけではなく、有害物質も吸い込ませていることになる。

 小児科の診察室に入って、赤ちゃんを小児科医の前に連れてゆく。
 すると突然、火が付いたように赤ちゃんが泣きだす――
  のは、実は、赤ちゃんが小児科医のタバコ臭い息や、息の中に含まれる有害物質を感じ取って、必死に泣き叫んでいることなのかもしれない。
 日頃子供の健康に気を遣う日本の母親たちが、日本の小児科医の喫煙という
「世界標準で考えれば信じられないような小児科医という職業人の悪習」
 に対して、何故これほど無頓着でいられるのか、私には理解できない。

 堤裕幸はたいへん立派な文章を札幌医科大学のホームページに載せている。
<北の都、札幌で、我々が将来を委ねる日本の子供たちが心身共に健康に生まれ、育ち、そして成人していくことを見守ります。>
 しかし、自分の教室に属する小児科医たちのどれくらいが、喫煙という習慣を持ち続けていて、それによって患者である子供たちに毎日害を及ぼしているかもしれないということについて、一度じっくりと考えてみてもいいのではないかと思う。
 かつて、随分前のことであるけれども、病院医局では喫煙が許されていた。
 今ではまったく信じられないことだけれども、医者が休んだり仕事をしたりする医局(全ての科の医者が机を並べている)では、喫煙が許されていたのである。外科医や内科医(循環器内科医のくせに!)もタバコを吸っていた。
 しかしその中でも、特にのべつまくなくタバコを吸い続けている小児科医に、
「ちょっとヨソで吸ってくれないか」
 と頼んでみたことがあるのだが、それでも小児科医は吸い続けていた。何度も。
 今では病院はもちろん、全館プラス敷地内禁煙であり、タバコなど吸うことはできなくなっているけれども、昔は複数の小児科医たちがヤニ臭い息を、医局でも診察室でも吐いていたのである。

 もちろん、札幌医科大の小児科だけの問題だけではなく、全国の大学医学部小児科の教授たちが、少しはこのIT企業の社長を見習って考えてみるべき問題だと思う。
 繰り返すけれども、小児科医が堂々とタバコを吸っているのは、日本だけである。
 来年、金沢で日本小児科学会が開かれる。その会場の玄関脇には、大勢の小児科医たちがたむろして、タバコを吸っていることだろう。そうした写真を、世界に配信して、日本の非常識を世界の人たちに笑ってもらう・軽蔑してもらうのも、いいことなのかもしれない。

 私の考えはこうである。
<タバコを吸うのなら、少なくとも小児科医は辞めるべきである>
 この意見に対して、札幌医科大学小児科の堤裕幸教授がどう思うかは知らないけれども。 

 タバコを吸う奴は小児科教室の門を叩くな、と明言する小児科教授がどこかにいたのなら、私は敬意を表する。


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